逆転の発想

ライフワークになっている会社のトイレ掃除に欠かせないのが、掃除のアイテムとその周辺グッズだ。

今回は周辺グッズとして重要な、トイレの芳香剤が切れそうなので、近くのダイレックスに買いに行った時の話。

もともと私は「トイレトイレした香り」が嫌いで、オレンジや桃の香りを好む。ただ、トイレの芳香剤は、だいたい「シトラス」とか「レモン」や「ラベンダー」とか相場は決まってる。まあ、無香料のものもあるが、それではちょっと物足りない。ところが、お部屋の芳香剤はいろんな香りがあり、あえてお部屋の芳香剤を買ったりもしている。

重要なのは、社員や来客がトイレを使用するときに、あまり強い主張をせず、自然な心地よい香りを選択したいと思っている。

そんな私のこだわりは、とりあえず横においといて、今回注目したのは、アース製薬が発売している「トイレのスッキーリ!Sukki-ri!」だ。

まず、そのフォルムに驚愕した。

メーカーの言葉を借りると「消臭芳香液を上から供給する「スッキーリ方式」を採用していますので、液残りがなく、最後の一滴まで消臭芳香効果をお楽しみ頂けます。」という説明。

まさに、逆転の発想で、通常下になる液体の部分を上にして、下から香りを出させるという、今までありそうでなかった商品である。

ただ、私が情けなかったのは、この商品は2016年から発売しており、7年もの間、全く気づかなかったことだ。アース製薬もコマーシャルは打っていたと思うが、それにも気づかず、日々ぼんやりと過ごしていたかと思うと悔しくてならない。

せめて、今回発見したことで、実際に使用し、その商品のすばらしさを実感したいと考えている。

この発想を最初に考えたアースの社員さん、並びにそんな社風のあるアース製薬さんに敬意を表する。

何でもそうだが、ゼロから1を生み出すのって、ものすごく難しい。

当社はものづくりの会社なので、その発想は絶対に必要だし、今後もアースさんを見習って、逆転の発想を生む社員が育つような環境づくりを目指していきたい。そしてそれを、当社の社風にしていきたいと思っている。