
筑後市内に「一休うどん」といううどん屋がある。ここは、こじんまりした店構えで、席数もカウンター含めて15人そこそこの小さな店舗だ。
しかし、知る人ぞ知る人気店で、お昼は行列ができるほどだ。
私の個人的な感想としては、その味もさることながら、細かいところの仕事の丁寧さがハンパないことだ。
数量限定の玉ねぎ天うどんの玉ねぎの絶妙な味付け、どこまでも透き通っているにも関わらず、出汁の効いた旨々のスープ。おにぎりや白飯のお供として用意されている自家製の刻んだしぐれ。焦げの全くない、どんぶりに整然と盛られている天かす。
どれをとっても、店主の心意気がひしひしと伝わってくる。
今回は、たまたま玉ねぎ天を美味しくいただき、当然のようにスープをしっかり飲み干して、至福のひとときを過ごしたのであった。
この店主の仕事ぶりは、私たちの仕事の仕方にも共通する。当社は経営計画書の中の経営信条で「小さなことほど丁寧に」「当たり前のことほど真剣に」という方針を掲げているが、まさにこの「丁寧な仕事」というキーワードは、とても大切だと思っている。裏を返せば、仕事に手を抜かないこと。ともすると、上司が見ていないときに手を抜いた仕事をするような要領のいい?やからもいるだろう。しかし、そんな会社が製造する製品を、果たして信用できるだろうか?私は信用することができない。
私たちの製品は重包装紙袋という分野であるが、その製品が「丁寧に」造られているかどうかは、身内が見るとすぐに分かる。機械化はある程度進んではいるが、「折」の具合や糊付けの具合、梱包での気の遣い方など、ちょっとした外見だけでも、チェックポイントはたくさんある。そのうえで、お得意先での粉漏れや滑り等の機能性を充足しないと、顧客は満足していただけない。
そんな意味で「一休うどん」のプロの仕事ぶりは、職人の心意気を感じるに充分余りある。
