私の毎朝の大事な日課のひとつに、自宅の「神棚さん」と「荒神さん」のお世話がある。
神棚さんは、ご存じの通り家庭内で神道の神様をお祀りするための場所のこと。
一般的に、神社で祈祷を受けたお札を祀り、榊をはじめとするお供え物を供えてお祀りする。
「荒神さん」は、もしかしたら知らない読者もいるかもしれないが、まず読み方は「こうじんさん」と読む。
荒神とは、かまどを守る神のことである。
火を防ぐ神として祀られ、のちに農業全般の神となった。
私が父や祖父から受け継いでいるのは、この荒神さんは、食いしん坊の神様だから、正月に小餅をお供えするときに、神棚さんや仏さんには2段重ねの餅を、荒神さんには3段重ねの餅を供えるように教えられた。
その「神棚さん」と「荒神さん」の榊の水替え、水玉の水替えを毎日欠かさずして、手を合わせることが私の日課である。
特に、荒神さんは農業の神様であるので、社業と密接に関係するところから、念入りに拝んでいる。
ちなみに、仏さん(仏壇)の世話は、父母が毎日行っている。
【参照記事】
https://www.hasegawa.jp/blogs/butsudan/kamidana-taboo
https://kotobank.jp/word/%E8%8D%92%E7%A5%9E-62365