食品表示のあり方

先日、ある業界紙に「食品表示のあり方について考える」という記事があった。

最近の安全・安心思考の高まりを反映してか、食品表示は毎年のように法改正が行われ、食品製造関係者は一様に頭を痛めているというような内容であった。

確かにアレルゲンや賞味期限などは、食品を買い求める上で、とても重要な表示だろう。しかし国産であるかどうかとか、原産地や加工地の明記などは、はたして必ず必要なことなのかと問われると、そこまで重要視する必要はないかもしれない。

むしろ、表示がごちゃごちゃと小さい字で書かれていることで、本当に大事な情報が埋もれてしまう危険性もあるだろう。

私個人的には、QRコードなどの表示だけで、詳しい内容は消費者のニーズによってQRコードを読み取るだけで充分ではないかと思ってしまう。

食品表示義務が、製造業者の大きな負担となり、もっと大事なことがおろそかになってしまえば、元も子もないと、余計な心配をしている今日この頃である。