先日、元西日本新聞特別論説委員の中川茂氏のご講演を拝聴する機会を得た。
久しぶりに骨のあるお方の講演をお聞きした気がする。
佐世保出身の64歳。
30年以上の記者生活、報道一筋で現場を長く経験され、昨年6月に退社。
現在は福岡大学などで非常勤講師を務めたり、TNCの報道解説番組「CUBE」のコメンテーターをされたりしておられる。
早口で独特な語り口だが、その情熱と強い思いは、私の胸を突きさすように伝わってきた。
演題は「九州・福岡経済の行方」というものであったが、九州、特に福岡のポテンシャルの高さを挙げ、アジア交流の大切さを力説されていた。
とにかく、私たちの身近な地域の課題を浮き彫りにされ、行動しなければと思わせる迫力が半端なかった。
とことん現場を踏まれた方のお話は、政治家の空論よりよっぽど心に響く。