ちょっと前だが、スマホの電話で、『1』を2回押した後、『0』を押して、0.3秒以内に通話ボタンを押してから10秒くらい待つと、1カ月間通信制限が解除される、という嘘の情報が流され、全国的に多数の人達がこの情報にまんまと騙された。
このことは、ちょっと表現を変えただけですぐに騙されてしまうという危うさが、私達を含むどんな人たちにも可能性としてゼロではないということを教えてくれる。
まあ、普通の人ならこの番号が110番だということに気付くと思うが、特にスマホを普段からよく使う世代の中には、柔軟な頭が失われ、思考回路がごく単純に組直されているのであろう。盲目の人になっているのだ。
私が思うに、そんな人たちのリハビリの場としては、落語が最もふさわしい。落語には、枕の小噺やくすぐり、本編の考えオチなど、脳を活性化させる内容が盛りだくさんに詰まっている。
先日企画した立川生志落語会in石兆亭は、お陰様で大入満員。有り難いことだ。ご来場された皆さん、満足されてお帰りになられた。年配の方もたくさんおいでになっていたが、かなり脳が活性化したのではないかと勝手に思っている。
今回の成功に気を良くして、来年も企画したいと思っている。今回残念ながら日程が合わなかった方、硬くなった脳を活性化したいと思われている方、ぜひ次回お会いできることを楽しみにしています!