「雷が多ければ稲は育つ」という新聞記事(8/9読売)をみた。
先日も雷に自宅をやられたばかりだが、商売上、なんだかプラスの内容のようだったので、よく読んでみると、雷が多いのは、気温が高くて上昇気流が起こりやすい天候という事で、その分、稲の成長が進むとされているらしい。
春以降、日照不足や低温で、稲にとってはあまり良くない天候だったので、せめて少しでも成長が進んで、秋には豊作を期待したい。
古くから雷は人々に恐れられる半面、農業(稲作)の「水神」としてあがめられた存在でもある。ここで豆知識をひとつ。
●雷と稲妻の語源
「稲妻」はもともと「稲の夫(つま)」のことで、稲にピカッと雷光があたると稲が穂を身ごもるという意味。「稲夫」の表記がやがて「稲妻」へと転じた。
「雷」の字には、「田」が入っているため、稲作(田んぼ)に由来があるように思えるが、実は「雷」は昔、雨かんむりに田を三つ書いて「靁」と表記していた。田が三つの漢字は「塁(壘)」のことで、石や荷物を積み上げ、土で固めた小さな砦を意味する。石を積み上げていく時の音は「ゴロゴロ」と、雷鳴とよく似ている。なので、雷という字は、雨とゴロゴロ音が組み合わさったもの。というウソのようなホントの話(@_@;)