Archive for the ‘社長ブログ’ Category
再現の技術
先日、ぼけっとTVを見ていたら、「カリスマ美容師はここが違う」的なテーマで、プロの美容師が認めるチェック項目に「再現力」という項目が重要視されていた。
番組では、和田アキ子さんを例にとって、彼女の前髪を何十年も切り続けてきた専属美容師が、「年齢とともに髪の質やくせ毛の具合は微妙に変化してくるので、毎回同じ感じを維持するのに苦労している」と言っていた。
何か月も前に散髪した髪形を記憶していて、お客さんから「この前と同じに」と言われた時に、即座に「承知しました」と言って以前と寸分違わぬ出来栄えに髪をまとめる。
そんな神(髪)業的な「再現力」をもった美容師にのみ、「カリスマ」の称号が与えられるのだろう。
たとえば、100%果汁のオレンジジュースを想像していただきたい。オレンジ自体は農産物で、たぶんというか絶対同じものは存在しない。もちろん、収穫される年や熟し具合によって、糖度やうまみなんかも微妙に違ってくるだろう。しかし、加工の過程で同じテイストに調整され、何度も何度も見事に再現される。
私達は、当たり前のように飲んでいるオレンジジュースひとつとっても、その再現の技術は簡単なものではないということが想像できる。
ただ、ワインとなると、また考え方が違ってくるのだろうが。
工業製品なら同じものを同じようにつくり出すことは、今の日本の技術力からすればそう難しいことではないだろう。
しかし、農産物の加工や動植物は、「再現」することがいかに難しいか!
当社の紙袋も、実は厳密に言うと自然の原料を使用している。
紙の原料であるパルプ→チップ→針葉樹→樹木と遡っていくと、製紙会社が製造するクラフト原紙に、あまり高度な再現性を求めても限界があるのだ。
ただ、そんなことは百も承知の上で、少しでも安定して高品質な製品を生み出していくために、私達は日夜努力をしているわけで、それを永続的に実現している会社や人にこそ「カリスマ」の称号が与えられるべきなのだ。
雷②
「雷が多ければ稲は育つ」という新聞記事(8/9読売)をみた。
先日も雷に自宅をやられたばかりだが、商売上、なんだかプラスの内容のようだったので、よく読んでみると、雷が多いのは、気温が高くて上昇気流が起こりやすい天候という事で、その分、稲の成長が進むとされているらしい。
春以降、日照不足や低温で、稲にとってはあまり良くない天候だったので、せめて少しでも成長が進んで、秋には豊作を期待したい。
古くから雷は人々に恐れられる半面、農業(稲作)の「水神」としてあがめられた存在でもある。ここで豆知識をひとつ。
●雷と稲妻の語源
「稲妻」はもともと「稲の夫(つま)」のことで、稲にピカッと雷光があたると稲が穂を身ごもるという意味。「稲夫」の表記がやがて「稲妻」へと転じた。
「雷」の字には、「田」が入っているため、稲作(田んぼ)に由来があるように思えるが、実は「雷」は昔、雨かんむりに田を三つ書いて「靁」と表記していた。田が三つの漢字は「塁(壘)」のことで、石や荷物を積み上げ、土で固めた小さな砦を意味する。石を積み上げていく時の音は「ゴロゴロ」と、雷鳴とよく似ている。なので、雷という字は、雨とゴロゴロ音が組み合わさったもの。というウソのようなホントの話(@_@;)
雷①
先月のことだが、自宅が雷にやられた。
夕方から突然の豪雨と共に稲光が走ったかと思ったら、雷鳴が耳をつんざき、ドーン!という大きな音がして、横でゴロンとなっていた愛猫がびっくりして走り出した!
そんなことが2度ほどあり、もしかしたらどこか近くに落ちたのかもと思っていたのだが、しばらくしてパソコンでネットがつながらなくなっていることに気付いた。
既に時遅し、BBIQの光電話を司る「弁当箱」が先程の雷によって破壊されていた。
後日、メーカーに来てもらい無償で取換えてもらったが、ネット環境が復旧しない。よく調べてもらうと、横に置いてた無線ルーターも壊れているとの事。更には、多機能電話機にも被害は及んでいて、結局、ルーターと電話機は買い替える羽目に。
幸い火災保険が適用できたので、特に問題はなかったが、雷が鳴った時にコンセントをはずすとかの素早い処置ができていなかったのが私の反省点だ。のんびり猫の動向を面白がってる場合ではなかった。
まあ、社員には「気付き」が大事!と偉そうに言ってるものの、自分も日頃の気付きのアンテナが低いことを思い知らされた出来事であった。
コラボ
山崎製パンが九州4大学とコラボで、総菜パン「ランチパック」を2月1日に発売する。
http://qbiz.jp/article/54599/1/
具体的には、3月末まで九州7県と山口県下関市のスーパーなどで販売するらしい。
狙いは、学生と共同開発することで、商品をより身近に感じてもらう事だという。
いい取組だと思う。
こうした産学連携の食品がたくさん生まれることで、若者の嗜好もより理解でき、お互いの相乗効果が生まれるのではないかと期待する。
どこかのだれかが爪楊枝でパンを刺すのとは次元の違う話だ。
ちょっと趣旨は違うが、セブンイレブンがビストロ・SMAPとの共同開発で弁当やおにぎりをだしたり、「失恋ショコラティエ」コラボの「パン・オ・ショコラ」がローソンで発売されたりと、ミーハー系のコラボも受ける時代である。
「食」の多様化が進む今日、いろんな工夫を凝らしてなんとか売上を伸ばしていこうとする食品会社の努力は、並大抵のものじゃないだろう。
飽食の時代を生きる現代の日本人に生まれたことは、幸せなことであろうか、はたまた不幸せなのだろうか?
先輩
「固め打ち」ではないが、今までサボってた分の埋め合わせで、今日もキーボードに向かっている。
私は「先輩」という言葉が大好きだ。
たとえひとつ上であろうと、20歳も上であろうと、先輩は先輩である。
学校の先輩、JC(異業種交流会)の先輩、習い事の先輩、みんな「先輩」である。
この言葉が大好きになったのは、ある後輩の影響が大きい。
その後輩Sは、私のことを「先輩!先輩!」と慕ってきた。
その当時、この言葉の心地よさと、親しみやすさが心にしみて、それ以来、「先輩」という言葉を多用している。
話はそれるかもしれないが、「同級生」という言葉も好きだ。
私の中では、「同級生」=「同い年」だから、小学校・中学校の同級生だった元チェッカーズの「藤井フミヤ」や「高杢禎彦」は言うに及ばず、ソフトバンク監督の「秋山幸二」や「トム・クルーズ」、「軽部真一(フジテレビ)」などはみんな私と「同級生」なのだ!
という前向きな発想は、とてもいいことだと私は勝手に思っている(^_-)-☆
ON AIR
長い間、ブログをお休みしてしまった。特に理由はない(^_^;)
もし、私のつたないブログを読んでいる方がいらっしゃるとすれば、大変申し訳ないと思っている。
先日も、歯にきぬを着せない同級生から、「お前のブログはつまらん!」とのお叱りを受けたが、なんのかんの言っても読んでくれているという事にほかならない。
有り難いことだ。
さて、タイトルの「ON AIR」だが、一般的にテレビ、ラジオなどの放送が放送中であること。 また、放送されることを指す。
先日、この「ON AIR」には、他の意味があることを教えられた。
あるお笑い芸人が、本番でちっとも受けずにその場を退場した。当然、場の空気は白け、次に登場する芸人は、その雰囲気を変えるのに大変な労力を要した。
「ON AIR」というのは、本番の時の「場の空気」をも意味するらしい。
ライブや公演などの観客が目の前にいる場所では、空気は読みやすいし、つかみやすい。
しかし、テレビやラジオとなるとそうはいかない。
詳しくは知らないが、ドラマなどは、カットごとの寄せ集めだから、場の雰囲気などあったもんじゃないだろう。
女優の涙はいつでもどこでも出せるとよく聞くが、いつも感心する。
話を戻すと、「ON AIR」はメディア業界だけのはなしではない。
仕事上でも、とても大事なことであり、相手先での場の空気がよければ、大事な商談でも決まりやすかったり、逆に空気が悪くなると、うまくいっていた取引先さえ失う結果になりかねない。
自分独りよがりの時などは、場の空気は読めてないときが多い。
そうかといって、相手に媚びるのではなく、相手の気持ちを察する余裕を持つことが、場の空気を読んで、それをいい方向にコントロールできることに繋がりはしないだろうか。
そんなことを考える今日この頃。
そろそろ場の空気を考えて終わりにしよう(^_-)-☆
福分(ふくぶん)
幸福の「福」に「分」と書いて「ふくぶん」と読むそうだ。
今朝の読売新聞朝刊のコラムにそう書いてあった。
意味は、一般的には好運(幸運)と同じ意味だそうだが、「福分」はちょっと違ったニュアンスも含まれているそうだ。
それは、「自分の背丈に合った、背伸びをしない福」、「自分の分に合った福」ということらしい。
なるほど、そういった意味で「福分」を意識すると、あまりむちゃをしないで、気楽に人生を生きることによって、案外幸せはハードルの低いところに転がっているのかもしれない。
ただ、はたしてそのような人生が自分にとって本当に満足のいくものなのか?と問うてみると、答えはNOだ。
当社の経営計画書にも「チャレンジ精神 挑戦する勇気を持とう!」と唱っているし、背伸びをすることで、ひとつ上の自分を目指そうと常日頃から言っている。
ここまで書いて、はたと気付いた。
ということは、背伸びすればするほど、幸せは遠のいていくのか?もしそうであるなら、ある程度のところで、背伸びを止めて、幸せを手に入れたほうがその人の人生にとってベターなのではないか?
いや違う。
乗り越えるべきハードルが高くなれば高くなるほど、それを乗り越えた時の達成感や満足感が、より質の高い幸せをもたらしてくれると思う。
たとえ、その道のりが果てしなく遠かろうが、超えるべき壁を見つけられた人は、ある意味それだけで幸せだと思う。
無謀な背伸びは意欲をそぐ。だが、ちょっとだけ背伸びすることで、自分が成長し、今まで見えなかった世界が見えてくる。
一生をかけて背伸びしていくことで「本当の良質な幸せ」が待っていると思う。
読売新聞に立てつくわけではないが、先祖から受け継がれた生来の反骨精神の血が、自分の中でちょっとだけ騒いだので、気の赴くままにキーボードをたたいてみた。
あはっ(^◇^)
好奇心は人生を楽しくする(^o^)/
今回は、社内会議の中で添付した資料から紹介したい。
【好奇心は人生を楽しくする】
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いつまでも子供のような好奇心を持ち続けられれば
人生は最高だ。 ★北原照久/玩具コレクター ㈱トーイズ 代表取締役
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【解説コメント】
コレクターの大先輩である「淡島椿岳(あわしまちんがく)」という人は、何にでも好奇心旺盛でしたが、死ぬ直前の彼の辞世の句を紹介します。「いろいろやったが死ぬのは初めてだから楽しいわい」こんなことが言えたら最高ですね。(北原照久)
■好奇心を高めることは、ハッピーな成功人生の素
好奇心は、幸せに向っていくエンジンです。そして、あなたの潜在意識を活用する上でも大切です。
成功している人、天才と言われている人の共通点のひとつは、強い”好奇心”を持っているということです。興味を持ち、探求し、そこから、多くのものを発見し、学んでいく人たちだといえます。そして、様々な障害を克服して、自分の願いを叶えていった人です。好奇心は、成功心のバロメータです。
豊かで幸せな人生を歩むための秘訣は、子供の頃のように強い好奇心を持ち続けることだと言っても過言ではありません。強い好奇心は、潜在意識に刺激を与え、自身の成長をもたらす原動力になります。
社会心理学者シルヴァン・トムキンスは、「思考と記憶において好奇心が果す役割はあまりに多岐に渡っている。もしこれが欠けてしまうと、知性の発達に悪影響を及ぼしてしまう。興味をもつことなく何かを得るという能力は存在しない」といっています。成長、幸せを引き寄せる為には、”強い好奇心”を持ち続けることが大切です。
■高い好奇心がもたらす5つのメリット
1.強運で、チャンスを引き寄せ、モノにできる。
好奇心が強い人は、新しいことに目を向け行動を起こし、絶えず必要な情報をキャッチするためのアンテナ(潜在意識)を立てている状態である為、様々なチャンスにめぐり合う確率が高まり、それを見逃しません。そして、強い願望と確信を持っているので、それをモノにしていきます。
2.能力が高まる
前述のトムキンスにより、知性や能力を高める原動力になるといえます。また、好奇心が強いということは、興味を持ったものに対する強い集中力や分析力を高めていくことにつながります。
3.みんなから愛される
好奇心の強い人たちは、相手のことを知りたいと思い、意図的にコミュニケーションを面白いものにしていきます。
4.健康で長生きできる
高齢者を対象に調査した結果、長寿の一番大きな要因は好奇心の高さであることがわかっています。新しい興味をもち、探求する気力が高いことが、老いない心と体づくりに重要な役割を果していることがわかります。
5.充実した幸せな人生をもたらす
先ほどのチャンスをモノにする過程や結果として、さまざまなワクワクする喜びを感じるので、充実した人生を送ることができるといえます。 以上
竹田恒泰氏
先日、竹田恒泰氏の講演を拝聴した。
「立て板に水」とはこのことだろう!
原稿など全くない状態で、120分間喋りまくりッて感じ。
感情に任せて喋っているようで、押さえるところはきちっと押さえるところは、さすがプロだな。
「明治天皇の玄孫」というキャッチフレーズに全く頼ることのない強烈なキャラクターは、聴く者を圧倒し、いつの間にか信者にしてしまう魅力にあふれている。
「日本の建国の歴史」と問われて、はたと困った。
竹田氏によると、初代天皇である神武天皇が即位された紀元前660年がそれだそうだ。
そこから天皇家が今日の第125代明仁天皇に至るまで、なんと2674年の長きにわたり国を永続してきた。これは、当然ながら世界一の古さだそうだ。しかも、2位がデンマークで1000年そこそこ。3位がイギリスで、約900年。
あらためて我が国がとんでもなく長い歴史を積み重ねてきたことが分かる。
そこには、数々の神話があり、その神話が語り継がれていくことで、日本という国はすばらしい民族性を持ち、国民ひとりひとりが誇り高いマインドを有してきた。
竹田氏は、日本が戦争に負けたことで、上記の歴史や神話が意図的に一切封印されてきたと指摘している。さらに恐ろしいことに、歴史と神話がない国は、必ず滅びるらしい。
確かにそうかもしれない。自分の国を誇る気持ちは、世界共通の常識であり、その根本は歴史上の英雄や神話の中の人物の活躍である。その根本の情報が閉ざされると、きっと国民ひとりひとりの国を愛する気持ちが失せていってしまい、国家としての形がバラバラになっていくと思う。
そうなるとヤバい。
しかし、3年前の東日本大震災が、日本という国や日本人の本来の民族性を呼び覚まし、「絆」や「助け合い」「思いやり」などが見直されてきた。その後、政権が変わり、自民党の安部政権が、国家のあり方や領土問題などについて深く切り込んでいっており、国民が自分の国を真剣に考えるとてもいい機会になっていると思う。
私は右ではないが、左右のバランスを取ることは大事だと思うし、基本的に生まれ育った国を愛する気持ちは、持ち続けなければならないと思う。それが、ご先祖様への尊敬と感謝の念に繋がっていくであろうし、お盆が近づいてきて、そろそろお墓の掃除にいかんとなと思っている今日このごろである。
期限切れ鶏肉混入問題
このニュースに触れた人のほとんどは、「またか」とか「やっぱり」とかの感想ではなかったかと思う。
中国産への不信感がぬぐえない中、またもやこの事件である。
日本マクドナルドとファミリーマートのナゲットがその対象だというが、いったいいつからこのようなことが行われていたのだろうか?
たぶん、ずっと以前から当たり前のように行われていたのだろうし、この2社に限らず、中国から食品輸入をしている会社はすべて「あやしい」と思って間違いないのではないか?
そうなると、スーパーやコンビニ、量販店やドラッグストアで販売されている食品のうち、はたしてどれだけが安全なのだろうか?
極端に考えると、半分以上は「アウト」かもしれない。
現場で働く中国人の「安全」や「安心」に対する意識があまりにも低い気がする。
「死にはしないだろう」というような考え方が横行しているとするなら、とても危険だし、この問題を中国人の国民性と捉えられてしまえば、中国は世界に対して今まで以上に大きく信用を失う事になる。(もうすでに失ってしまっているかもしれないが)
一方で、日本の生産者からすると、「さもありなん」「だからいわんこっちゃない」というようなコメントが聞こえてきそうだ。
今後は、ますます「国内産」というラベルが価値のあるものとなり、国内の生産者の意気が上がることになるのかもしれない。
また、TPPの決着がどうあれ、このことが我が国の生産者にとって「追い風」になることは間違いないだろう。
当社の立ち位置としては、国内の農業振興が前に進み、農家の方たちが少しでも元気を取り戻すきっかけになれば、この事件はプラス材料としてみていいと考えている次第である。
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